山村日記

息子2人、猫1匹と北海道で山村留学しています。

見学体験

山村留学を申し込む前には、現地の見学と学校体験が必要でした。

夏休み明けの9月、家族4人で現地に赴きました。北海道はすでに涼しく、見学先はさらに寒いくらいになっていました。

子どもたちは校庭に現れたリスにときめき、ランチルームで生徒と先生みんなで食べたカレーの美味しさにおどろき、全学年一緒の体育には授業とは思えない楽しさを感じ、「僕はどっちでもいい」と言っていた次男も、「山村留学したい!」とすっかり山村留学モードに。

先生方による学校の案内だけでなく、山村住宅の見学、山村留学をされているご家族や地元の方に直接お話を聞くこともでき、母親のわたしもすっかりその気になりました。半ば母親が勝手にすすめ、たいして情報も与えられず不安を吐露していた夫が、おもしろそうだと感じてくれたのには、安堵しました。

「神様たちの遊ぶ庭」の舞台に実際に行けただけでも夢が叶ったような感覚でした。もしもこの世界に自分たちも加わることができたらどんなに楽し

いだろう。帰った翌日、職場に退職希望を伝えました。このあと、1軒しかない山村住宅の抽選に落選することも知らずに。